更新日: 2020-07-14
中古物件を探していると、すでにリフォーム業者によってリノベーションされた物件をよく見ます。
内装はさすが!という感じで本当にキレイに仕上がっていますが、その物件価格はリフォーム業者の利益や営業活動費用も上乗せされるため、中古の割に少し割高になっている場合もあります。
実際に私はリノベーション済みの中古マンションを購入した経験がありますが、売却するときには少し苦労もしました。
リノベーション済み物件って結構割高なんじゃないの!?
もっとお得に中古物件を手に入れたい!!
そんな人は中古物件を買って自分でリノベーションする!という選択肢も持つべきです。
今回の記事では、中古物件を買って自分でリノベーションする場合のメリット・デメリット、注意点などをまとめていきます!これから中古物件の購入を考えている方は参考にしてください!
\実際にリノベーション済み中古マンションを買いました!/
【体験記】リノベーション済み中古マンションを実際に購入・売却してわかったメリット&デメリット!
中古物件を購入して自分でリノベーションするメリット、デメリットは?
新築を買うのか、中古物件を買ってそのまま住むのか、それともリフォーム・リノベーション済みの中古物件を買うのか、選択肢は色々ありますが、中古物件を買って自分でリノベーションするというのも選択肢の一つになります。
リノベーション前の中古物件を購入するメリット・デメリットとしてはどのようなものがあるのか順番に見ていきます!
メリット①自分好みにリノベーションを計画できる
大規模なリノベーションとなると費用も膨大になり、1000万円を超えることも普通にあります。予算も限られている中で、どこにお金をかけて、どこで節約するのかは人の好みによってかなり変わってくる部分です。
自分の暮らしにぴったりの理想の間取りを設計したり、床や壁、天井に好みの素材やデザインを選んだりすることができます。
私の場合は、機能性や見た目のオシャレさよりは、耐久性や今後もメンテナンスコストを抑えて長く住めるような家が理想です。
そういった自分の希望を叶えられるのがリノベーション前の中古物件を購入するメリットの一つです。
自分が妥協できる部分にお金をかけなくても済むため、費用を抑えてリノベーションすることも可能です。
メリット②中古物件購入時に価格交渉がしやすい!
実際に自分の住んでいた中古マンションを売却したから分かるのですが、中古物件をそのまま売りに出しているような個人の人の方が価格交渉をしやすいです。
売り主さん(業者ではなく個人)が、少し高めに価格を設定している場合はもちろん価格交渉に応じてくれる可能性が高いですし、長い間売りに出ているが中々売れずに困っている売り主さんの場合は、せっかく購入意思のある買い手さんが現れたので、このチャンスを逃すまいと思い切った価格交渉に応じる可能性もあります。
私も売りに出している最中に、もし価格交渉されていれば比較的大きな額でも応じただろうと思います。
というのも、売却は想像するよりも大変な作業で、家はキレイに保っておかないといけないし、週末は見学に備えてあまり予定を入れないようにしないといけないしで、かなり精神的に疲れます。
特に、リノベーション未実施の中古物件の場合は、売主さんがそのまま住んでいる場合が多いので、精神的に疲れてしまうパターンは結構多いはずです。
価格交渉されると、ちょっと厳しいな。。でもこれでやっと売れる!!という気持ちが出てくる人が多い。これを逃すと次に購入意思がある人は現れるのはいつなのかという不安も出てきます。
こういう心理は中々実際に売りに出さないと分からないかもしれませんが、売りに出せばきっと分かります。笑
売り主さんには怒られるかもしれませんが、リノベーション未実施の中古物件には積極的に価格交渉していくべきです!
逆に、リノベーション済み中古物件の場合、売主さんはほぼ確実にプロの業者です。相場感もかなり把握しているうえに、価格交渉には中々応じてくれません。会社の利益に関わるので値下げには売主さん側で稟議を通さないといけない場合も多いですし、交渉にはかなり苦労するでしょう。
デメリット①すぐに住み始められない
すぐに引っ越しして住み始める必要がある。。このような人はリノベーションをイチから計画している時間はないかもしれません。
中古物件購入から実際にリノベーションの設計、工事が完了するまでには平均的に4ヶ月程度の期間が必要ですので、中古物件探しは短くても半年前からスタートする必要があります!
デメリット②リノベーション後の完成形がイメージしにくい
リノベーション工事後に実際に自分の思ったとおりの家になるのかどうか心配になりますよね。
私も自分でリノベーションする場合の一番のデメリットは、リノベーション後にどのような家になるのかがイメージでしか分からないことだと思います。
リノベーションを請け負う会社では、多くの場合ショールームを用意してリノベーション後の部屋のイメージを持てるように工夫しています。
リノベーション会社のデザイナーさんのセンスが問われる部分でもありますので、ぜひ一度ショールームに足を運んで、自分好みのリノベーションが出来そうかどうかを見てみましょう!
リノベーション前提で中古物件購入を進める必要あり!
中古物件を購入して、その後自分でリノベーションする場合には、中古物件を購入する段階からリノベーション前提で計画を立てていく必要があります。
中古物件を購入する前の段階から事前にリフォーム会社と密に連携していくことが重要です。
以下で挙げるような点に注意して計画を立ててください!
注意点①リノベーションが難しい物件もある
中古物件の構造上、リノベーションが思ったとおりにできないという事例もあります。
以下の記事で紹介されているように、ツーバイフォー工法で建てられた家の場合は、柱ではなく壁で家を支えるような構造のため壁を壊すことが難しく大規模な間取りの変更などができません。
こういった建物の構造に関する専門的な知識を使って、リノベーションの可否を判断しなければならないため、事前にリフォーム会社に購入する中古物件を調査してもらうことが必須です。
注意点②リノベーション工事費用を含めて住宅ローンを組む!
住宅ローンにリフォーム費用もまとめて借りることができる一体型ローンがあります。
本来であれば、リノベーション工事費用についてはリフォームローンを組む必要ありますが、問題なのはリフォームローンは一般的に住宅ローンよりも金利が高く、返済期間も短くなってしまうこと。
また、築年数が浅い(鉄筋なら25年、木造なら20年以内)物件であれば住宅ローン控除を受けることができますが、リノベーション費用と一体型でローンを組めば、リノベーション費用分も控除を受けることができます。
リノベーション費用を含めて住宅ローンを組むためには、中古物件購入の時点でリノベーションにどれくらいの費用がかかるかの見積書が必要です。これがないと、銀行でのローンの審査が進みません!
つまり、中古物件を探す段階からリノベーション会社と一緒になってあらかじめ予算を決める必要があるのです!
参考
注意点③素早く工事に取り掛かる
中古物件を購入してからリノベーション工事をするため、工事が完了して住み始めるまでの間、現在の賃料+住宅ローンの二重支払い状態が続きます。貯金があればよいですが、住宅ローンを組むときの頭金で貯金がなくなってしまった、、という状況もあり得ます。
なので、リノベーション工事はできるだけ早く開始して、できるだけ早く工事を終わらせて、早く住み始めたいです。
リフォーム会社と物件の購入前からリノベーションプランを練っておけば、購入後にすぐ工事を開始できるため、二重支払い期間をなるべく短くし、賃料を節約することができます。
リフォーム会社に一括見積
とにかく、良さそうな中古物件が見つかったら、すぐにリフォーム会社にアプローチして、見積もりを取ってもらわないといけません!
中古物件の仲介をしている不動産屋さんでもおそらくリフォーム会社を紹介してくれると思いますが、その不動産屋さんの得意先であって必ずしも自分にあったリフォーム、リノベーションをやってくれるとは限りません!
相見積もりをして予算を削減するためにも複数社にアプローチしたいところです。
複数のリフォーム会社に一括見積を依頼できるサービスはいくつかあるのですが、ホームプロというサービスは匿名でリフォーム会社の紹介を申し込めるのでおすすめです!
一括見積系のサービスはあとで電話が大量に鳴ったり、メールがしつこく来たりするのですが、ホームプロは会員ページでリフォーム会社とやり取りできるので、とても便利なサービスです。
ワンストップで中古物件をリノベーションできるサービス!
中古物件を買って、その後リノベーションするとなると実際にはかなりの手間があります。
私はリノベーション済みの中古マンションを購入した経験がありますが、住宅ローンや売買契約の書類準備などで購入するだけでもかなり大変な思いをしました。
これが購入後にさらにリノベーションするとなるとその大変さは想像以上だと思います。
しかし!最近はそういった負担を軽減することができるサービスもあります。それが、中古物件の購入仲介からリノベーションの計画・設計・工事まで全てをワンストップで担ってくれるサービスです!
このようなワンストップでリノベーションできるサービスを利用するメリットはかなり大きいです。
リノベーション前提で全ての話が進むため、上で紹介したような中古物件購入+リノベーションでの注意点は全て気にする必要がなくなります。
また、窓口がそのサービス会社に統一されるため、やり取りの手間がかなり削減されます。
逆に、デメリットとして考えられるのは様々なことについて選択肢が限られるということです。
普通に手続きを進めていくと、中古物件を選んで、住宅ローンを組む銀行を選んで、リフォーム業者を選んで、とそれぞれで選択肢が山ほどあります。ワンストップサービスを利用すると、必然的にそれぞれの選択肢はそのサービス会社に縁の深いものに限られていくと思ってください!
例えば、リノベーション工事を実際に担当する業者はそのサービスと提携している業者に限られますし、選ぶ中古物件についてもそのサービス会社で売りに出している物件を優先的に案内される可能性があります。
なので、中古物件購入+リノベーションのワンストップサービスを利用するにしても、いくつかの会社を比較するのも重要です。例えば、以下のようなサービスが大手どころになりますが、実際には地域によって数多くの会社が存在しますので、色々な会社に資料請求したり、セミナーに参加したりして目を養っていくのがおすすめです。
ワンストップ型リノベーションサービスを比較
ワンストップ型リノベーションサービスを提供する会社を「コンセプト」「会社規模」「アフターサービス」の視点から比較してみます!
リノベーションのコンセプトで比較
会社のコンセプトというのは、その会社のサービスの思いを形にした部分ですので、必ず違いが出る部分です。リノベーションしてどのような家・生活にしたいかは人それぞれ大きく違ってきますので、自分の目的に合ったコンセプトを持った会社を選びましょう!
以下で有名なワンストップ型リノベーションを提供する会社のコンセプトをまとめました!
ブランド・社名 | コンセプト |
---|---|
LOHAS studio | デンマーク語の「hygge(ヒュッゲ)」がコンセプト
「心地よい空間」 「大切な家族や友人と過ごす時間」 「暮らしの中で感じる幸福感」 「最高のおもてなし」 |
グローバルベイス | 理想を叶える、わたしのリノベ。 |
ひかリノベ | 好きな街。好きな暮らし。 |
リノべる。 | らしい暮らしを、見つけよう。 |
ReoLabo | “W定額”で理想のワンストップリノベーション |
ReBITA | 次の不動産の常識をつくり続ける |
リノデュース | リノベーションをプロデュース |
会社規模・設立年で比較
それぞれの会社のホームページの情報を元に、設立年、従業員数、資本金を見てみます!
基本的な会社の規模がある程度分かりますが、会社の業績の良し悪しは外部からは中々分かりにくいです。上場などしていれば、業績も調べることができますが、どれも上場企業の一覧からは見つけられません。
ブランド・社名 | 設立年 | 従業員数 | 資本金 |
---|---|---|---|
LOHAS studio | 1992年 | 約300名 | 約6700万円 |
グローバルベイス | 2002年 | 記載なし | 約9500万円 |
ひかリノベ | 2015年 | 25名 | 約3000万円(設立当時) |
リノベる。 | 2010年 | 記載なし | 約4億8900万円 |
ReoLabo | 1979年
(ReoLaboサービスの開始は2019年) | 記載なし | 約9900万円 |
ReBITA | 2005年 | 167名 | 約1億円 |
リノデュース | 2001年 | 30名 | 約2000万円 |
LOHAS studioは設立年が最も古く、実績も多そうですね!ReoLaboは運営会社自体の設立はかなり古いですが、ReoLaboのサービスを開始したのは2019年でまだまだ始まったばかりのサービスです。
アフターサービスで比較
新築とリフォーム(リノベーション)の大きな違いは保証期間です。
住宅品質確保促進法(品確法)という法律により、新築の住宅については瑕疵担保期間10年が義務化されており、どのハウスメーカーで建てても新築であれば10年間の保証が受けられます。
しかし!リフォーム工事の場合には法律では保証期間について何も定められていません。
民法による瑕疵担保責任(2020年4月改定で契約不適合責任)の期間として1年間の保証が定められていますが、それ以上の期間はリフォーム会社が任意に定めているものです。
また、リフォーム工事の全てが同じ期間ではなく、工事箇所や設備によって保証期間が異なり、一概に何年保証と言いにくいのも厄介です。
こちらも各社のホームページの情報を元に、アフターサービス(主に、保証内容)についてまとめてみました。
いくつかの会社は保証内容について記載がありませんが、どの会社も問い合わせをすれば答えてくれました。気になる人は、リンク先のページから問い合わせしてみてください。
ブランド・社名 | 保証内容(引用) |
---|---|
LOHAS studio | 最長10年の工事保証書発行や定期点検以外に様々なライフスタイルをサポートする会員制サービスをご用意しています。会員になると水まわりや内装のメンテナンス、軽作業など最高57種類の無料作業サービスを受けられます。 |
グローバルベイス | 物件のお引渡し後も安心した暮らしを守るため、完成後に「アフターサービス保証書」を発行します。最長2年間の保証期間を設け、リノベーションの工事保証とメンテナンスの対応をさせていただきます。購入後もしっかり信頼できるアフターサービスこそ当社の強みであり、高い満足度の理由です。 |
ひかリノベ | 一般社団法人「リノベーション協議会」が作成した統一基準による厳しいチェックを実施し、「適合リノベーション住宅」の証明書を発行しています。 「適合リノベーション住宅」の証明書には、大きく3つの意義があります。引渡し後2年間の保証が約束されます。 |
リノべる。 | 記載なし |
ReoLabo | ・太陽光発電システム工事(10 年)・ オール電化工事(8 年)・ 外部塗装・屋根工事(7 年)・ リフォーム工事(5 年)・その他簡易(10 万円以下)工事(3 年) |
ReBITA | 記載なし |
リノデュース | 記載なし |
どの会社もおおよそ2年間の保証期間をつけているのが一般的ですが、LOHAS studioは最長10年の工事保証をうたっており、アフターサービスにかなり力を入れていることが分かります。
前述のように、保証期間は設備の種類や建物の部位によって変わってきますので、詳細は問い合わせるしかありません!
特に記載のない会社についてはおそらくそこまで力は入れていないのでしょう。力を入れているならホームページでアピールするはずです!
中古物件リノベーションでお得に自分好みの家を!
最近は本当に新築の物件は買うのがアホらしいほど高いです。
都心では、価格がお手頃な中古マンションが人気になりつつあり、中古マンションを買ってそのまま住む人もいれば、簡単にリフォームして住む人、大規模なリノベーションで自分好みの家に作り変える人など、中古物件を買うのも当たり前になってきています。
法改正も行われ、国としても中古物件購入を後押しするような流れになってきています。日本はまだまだ新築志向が強いですが、今後はますます中古物件の取引が増えていくでしょう!
ワンストップ型のリノベーションサービスは、そんな時代の流れに乗ったかなり便利なサービスです。
リフォーム会社はかなり多くあるのでどの会社を選ぶべきかが一番の悩みどころです。この記事でまとめた内容を参考に、資料請求やセミナー、ショールーム見学に参加して、自分に合ったリフォーム会社を見つけてください!