更新日: 2019-08-31
新婚さんで二人で住む新居を検討されている方は、「賃貸」vs「持ち家」で悩む人も多いと思います。
私は自分の経験から「持ち家」かつ「一戸建て」を新婚さんにはおすすめしたい!
私は産まれてから大学を卒業するまでずっと実家の一戸建てで育ちました。
そして、就職して関東に移住してから中古マンションを購入。中古マンションの便利さに感心しながらも、結婚した後は、やはり一戸建ての方が良い!と思っています。
この記事では、なぜマイホーム購入がおすすめなのか?なぜマンションではなく一戸建てが良いのか?について、私の経験に基づいて書いていきます!
これから新居探しをスタートさせる新婚さんにはぜひ参考にしてもらいたいです!
なぜ賃貸じゃなくてマイホーム購入なのか?
多くの人はまず賃貸で家賃を払って生活するか、マイホームを住宅ローンを組んで購入しローン返済するかを一度は迷ったことがあると思います。
これはみんな永遠の悩みで、万人共通の答えがあるものではありません。
が、マイホーム購入できる人は絶対したほうが良い!!
理由① 超低金利 + 住宅ローン控除制度
2019年7月現在、住宅ローン金利は、超低金利の時代です。一番低いところでは、変動金利で年利0.5%を切る銀行もあります。これ以上下がる余地がないくらいに金利が低い時代なのです。
住宅ローン控除制度を適用すれば、借り入れ額の1%が10年間毎年税金から控除されます。なので、年利0.5%の利息を超える額が毎年戻ってくるのです!!
簡単に言うと、銀行からお金を借りると0.5%分お金がもらえるというなんとも奇妙な状況になっているのです。笑
超低金利だからこそ、マイホーム購入を考えられると言っても過言ではなく、以下の記事にも書いていますが、賃貸ではなく、マイホームを購入したほうが、トータルで支払う住居へのコストも抑えられます。
あなたには、超低金利時代に新婚という絶好のタイミングがやってきているという幸運を忘れてはいけません!!
理由② 着実な老後への備え
超低金利な時代に産まれたのは幸運なのですが、少子高齢化が進み、年金制度は破綻しそうだと言われている時代でもあります。
自分が定年を迎えた時に、年金はどれくらいもらえるのか、何歳からもらえるのかは分かりませんが、今よりも厳しくなっている可能性が高いです。
年金と貯蓄だけで、家賃を払い続ける余裕があるのかどうか、不安に感じてる人が多いとはずです。実際に、以下のSUUMOの記事で紹介されているように、賃貸で後悔してる点の1位には、「老後の不安」がランクインしています。
マイホーム購入であれば、ローンを完済した後の住宅費をほとんどタダにまで削減することができます。住宅費用としてかかるのは、十数年おきのメンテナンス費や固定資産税のみです。
これであれば、年金 + 貯蓄でも余裕を持って生活できる可能性があがります。
実は私の実家は、持ち家の一戸建てなのですが、繰り上げ返済してもうずいぶん前にローンの支払いを終えています。父もまだ現役ということもあり、家計はかなり余裕があるようで、海外旅行にも行っていますし、帰省の際には交通費を多少援助してくれたりするので、とても助かっています。
新婚でのマイホーム購入はベストタイミング!!
私は独身時代に中古マンションを購入し、その後結婚したのですが、やはり結婚したタイミングでマイホーム購入するのがベストだったと思っています。
もちろん、独身時代には将来結婚するのかどうかも分からなかったので、後悔しているわけではないのですが、新婚のタイミングでマイホーム購入を検討できる人が羨ましい!無駄に、引っ越しや買い替えをする必要がないですからね!
結婚というのは人生の大きな分岐点で、結婚相手が決まることによって、人生の大きな流れが決まってきます。
例えば、
・夫婦それぞれ職場はどこで、どの辺りに住めば通勤が楽かどうか。
・将来の家族計画、子供の人数の希望。
・夫婦それぞれの実家の場所
・夫婦それぞれの家へのこだわり
こういうことが決まってくると、どういうマイホームをどこに購入すればよいかが決まってくるのです。
もちろん、結婚直後はなにかと忙しいので、一旦は仮住まいとして賃貸に住むのもありです!むしろ、その方がゆっくり納得のいく物件を探すことができます!
私たち夫婦は現在一戸建てへの住替えを計画中ですが、夫婦で好きな家を選ぶこと自体本当に楽しいので、夫婦の仲も深まりますよ!
なぜマンションではなく一戸建てなのか?
上でも書いたように私は中古マンションを購入し、今ではそのマンションに家族3人で生活しています。
マンションは正直とても便利です!
いつも管理人さんが共用部分はキレイにしてくれるし、ゴミはいつ出しても問題ないし、駅まで近い。
マンション管理組合への不安
でも、その分管理費・修繕積立金が必要なのも事実です!
この修繕積立金は、結構不安が大きいもので、私がマンションに住んでいる間にも一度値上げされました。
修繕積立金は、新築当初は金額が低めに設定されていることが多く、徐々に値上げしていくことが予め決まっているマンションもあります。
また、建築業界の人手不足、人件費高騰により、大規模修繕にかかる費用が当初の計画よりも多くなっているという背景もあり、値上げが必須になっているマンションも少なくありません。
私がマンションに感じる不安は修繕積立金というよりは、マンション管理組合へのものです。
修繕積立金の値上げを含む意思決定は、管理組合で決定されます。それぞれの事案について、賛成・反対の多数決、何割以上賛成などの条件が規則として決まっており、私個人の意見はかなり頑張らないと通りません。
そして、だいたい事案は、管理会社が提案した方向へ流れていきます。
それなのに、管理会社は提案した内容に一切責任はとらない!!
あくまで管理組合の合意のもとで決定したということになるのです。
私の住んでいるマンションの場合、そもそも管理組合の理事も持ち回り制で、主体的にやっている人は皆無でした。
こういう管理組合の状況に対して、私は将来への不安を感じました。
これが私がマンションを手放して一戸建てに引っ越したいと思った一番の理由です。
私は一戸建てをおすすめしたい!
一戸建てであれば、個人の意志で修繕計画を建てられますし、いざというときにも自分の納得行く判断ができます。
私の実家でも両親手動のもとで、10何年に一度のペースで外装の塗り直しやリフォームが行われています。その度に家の見た目も大きく変わっていきます。
私が小学校の頃には、その壁の色が白→茶色に変わり、この前実家に返ったときは、リフォームされてキッチンの位置が変わっていました。笑
何をやるのも自己責任ですが、自分で納得行くように調べて計画・実行できるのが一戸建ての良いところです!
また、管理費や駐車場代がかからないのも、一戸建ての大きなメリットです。都心だと、この2つを合わせて月に2万円以上かかってくるので、大きな出費です。
マンションの場合にはこの管理費・駐車場代が、ローンを払い終えてもかかってくるので、老後にも大きな負担になってくる可能性があります。
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逆に一戸建てで注意したいこと
一戸建てを購入後に引っ越しが必要になると結構大変です。売るとしても築10年以内にしないと大きく値段を下げる必要が出てきます。
一戸建てはハウスメーカーやメンテナンス状態よって大きく変わりますが、木造の場合住めるのは長くても80年程度と言われています。(参考は以下の記事)
一戸建てを買う人は、一生そこに住むぞ!という気持ちで買う場合が多いです。それが住んでいる途中に建て替えが必要になるとかなりの負担になります。
平均寿命が80歳を超える時代ですので、仮に30歳で結婚して一戸建てを購入したとすると、50〜60年くらいは住めるような家にはしたいです。
それが築20年の中古だとすると長くても後60年、メンテナンスの状態によっては40〜50年しか持たたい可能性があるので、寿命を迎える前に建て替えが必要になるかもしれません!
つまり、築年数の経った中古一戸建ては、建て替えを考慮しないといけないので、よっぽど価格を下げないと売れないのです。
それに、一戸建ての場合は駅チカで購入できる人は結構資金に余裕のある人で、多くの人は少し駅から離れた場所に購入することになります。駅から離れた一戸建てを売るのは結構難しいと思います。
マンション購入を考えてる新婚さんは一戸建ても考えてほしい!
マンションはとても便利な一方で、管理費・修繕積立金、駐車場代を払い続ける必要があります。そして、マンション管理組合と上手に付き合う必要があります。
引っ越し、転勤の可能性が高い人は、一戸建て購入はやめたほうがいいと思います。
しかし、逆に引っ越しの可能性がほとんどないのであれば、一戸建て購入にはもってこいの家庭です!!ぜひとも一戸建て購入を検討してみてください。