革新的なアイデアを生み出すための重要ポイントをまとめてみた!

更新日: 2019-03-24

私がこの記事を書こうと思ったきっかけは、以下の本を読んで、日本人はイノベーションを起こすことが苦手ではなく、日本社会にありがちな組織がイノベーションを生み出すことを邪魔している!ということが書かれていたからです。なんてもったいないことでしょうか!!

アメリカや中国では、イノベーティブなスタートアップ企業がどんどん出てきて世の中をかき回しているのに対して、日本からこのようなイノベーティブなアイデアが発信されないことにとても悔しい気持ちになります。日本からもきっとすごいアイデア、サービスが生み出せるはずです!

日本の方々に少しでも良いアイデア、サービスに巡り会えるチャンスを提供できれば!と思い、この記事を書いています!

記事の内容は、どれも読書(ほとんどがKindle Unlimited)で得た知識ですが、どの本でも似たような発想法やイノベーションを生むための重要ポイントを挙げているように感じました。今回はそれらの重要ポイントをまとめてみたいと思います!

興味のある方は、リンク先の本をご覧いただければと思います!

 

ポイント①異種混合

革新的(イノベーティブ)なアイデアはどのようにして生まれるのか!?多くの本では、異種混合がうまく成された、成されているときにこのようなアイデアが出てきやすい!と説明しています。私の読んだ本を順番に見ていきます。

 

世界で最もイノベーティブな組織の作り方

この本は少し2013年出版で少し古いですが、個人的にはかなり面白かったです!特に、科学技術分野も異業種混合がイノベーションの鍵であることが書かれており、科学技術分野で歴史的な革新を起こした人々を紹介して、その由来、経緯、いきさつを知ることができるとても面白い本!

この本自体、他の文献を引用しながらまとめあげられたものですので、本で書かれている主張や事実はさらにその参考文献を見に行く必要があります。

例の一つとして、ダーウィンの進化論が挙げられており、実はダーウィンは生物学者ではない!(驚)

この本で引用されている「Science」の最高責任者アラン・レシュナーの以下の言葉は結構インパクトがあります!

「専門分野別の科学はもう死んだ」

「近年の主要な科学の進歩は、複数分野が関わっているケースがほとんどだ。著者が一人だけという論文自体が最近は珍しいし、著者が複数の場合、それぞれが異なる分野の研究者であることが非常に多い」

つまり、革新的なアイデアを実現したい技術者は、特定の分野にとどまっていては駄目!ということです。これは、以下の有名な堀江貴文氏の「多動力」でも書かれていることです。

 

多動力

この本はさすがよく売れた本だけあって面白かったです。なにより、分かりやすい!

著者である堀江氏のやることは、業界の壁などなくごちゃまぜ状態。だからこそ、それぞれが掛け算になって新しいサービスやプロダクトを次々に生み出せる。

また、「資産は人を駄目にする」というのは面白い観点だと思いました!私を含めて普通の人って、「自分は今までこういうことをやってきて、こういうところが強みだと思うから、こういう仕事をしよう!」とか考えると思います。これが良くないらしい。確かに!と思いました。

何か資格を持っていたりするとなおさらですよね!でもこんなこと考えてると異種混合が進まない!納得です。今ある資産に固執してはいけないというはおそらく今の日本企業にも当てはまってくるでしょう!そのあたりが、次の本にも書かれています!

 

なぜ日本から世界的イノベーションが生まれなくなったのか

日本の企業は昔はハードウェアの技術力の高さを武器にしてきた。その時代を生きた人たちが、今の日本企業のトップにいるため、この「資産」に固執しているというのはかなり的を得ているように感じます!なかなか今までの資産を捨て去るというのが難しいのは分かりますけどね。この本には、そういった日本企業の問題点について海外企業と比較しながら議論されていて面白かったです!

日本企業は、コアスキルに集中する(つまり、他のものを捨てる)必要がある。海外企業は、買収・ヘッドハントによる技術革新の取り込みを行うが、日本は未だに自社R&D部門での技術革新に固執している。今はもうイノベーションとは単なる技術革新ではなくなった。

他にも面白かった部分を紹介すると、ノーベル賞受賞者が圧倒的に多いのはユダヤ教徒らしい!ユダヤ教徒は「人と意見が一致したときは危ない」と教えられるため、多様性が生まれ、イノベーションが起こしやすいそう!ちなみに、無宗教である日本人はイノベーションを起こしやすい部類のようです。

 

ポイント②シンプル

次に挙げるポイントは、アイデアが「シンプル」であることです!今までイノベーションを起こしてきたようなアイデアは、シンプルであることがほとんどらしい!以下の3冊では全てアイデアがシンプルであることの重要性が書かれています。

 

シンプルに考える

元LINE株式会社社長の森川氏の本!タイトルがずばりですね!

LINEは、「簡単」「使いやすい」「快適」という価値の本質にフォーカスし、余計な機能を削ぎ落としたコミュニケーションツールとしてリリースした。サービスの機能を最低限にする作業は、サービスの本質を見極める作業でもある。価値の本質をとことん追求した結果、インターネットは広告ビジネスだ!と言われていた中で、スポンサードスタンプという新しいビジネスモデル(イノベーション)を生み出すことができた。

この本でも、歴史的に見ても本質をシンプルに表現することが日本人の美意識で、本来はそれが得意なはず!として、日本人の特性に触れています。

 

アイディアを実現する起業のトビラ

アイデアの重要な要素は、シンプルであること。アッと驚くアイデアはどれも自分でも考えつきそうなアイデアである。なぜならシンプルだから。確かにそうですよね。。

 

売る!アイデアの作り方のすべて

今までの価値観の上に新しい発想はない!つまり、普段やらないことをする必要がある。これはポイント①異種混合と同じ考えですね!

この本には具体的なアイデアの発想法が書かれています。その中の一つが、「あったらいいな」「困った」を毎日書き出すこと。著者はこれを毎日実践していたそう。

 

「欲しい」の本質~人を動かす隠れた心理「インサイト」の見つけ方~

この本でも優れたアイデアは「ひとこと」で表現できる!ということが強調して書かれています。メリットは、アイデアがブレない。アイデアがボケない。こと。長い文章で表現されたアイデアは、一人歩きするうちに、一部分が省かれたりして本質を捉えられなくなっている場合もある。具体的には、アイデアは13文字以内で体言止めにより表現すべし。(Yahooニュースの見出しは13文字以内と定められていることが紹介されています。)

 

まとめ

革新的なアイデアを生み出すためには、何が必要なのか!?これらの本を読んでみると、「異種混合」「シンプル」ということがどの本でも紹介されている重要ポイントであることがはっきり分かりました!この2つの要素は、革新的なアイデアに必須と言ってもよいでしょう!

今自分が持っているものに固執せずに、新しいものに手を出していくことが有効だということは私の中では大きな発見です。私自身も、次に転職や部署異動の機会があったら、思い切って全く違う分野に手を出してみるのが良いかも!と思うようになりました。

革新的なアイデアを世に出したい!と思っている方は、ぜひ他の人にはない多様な経験をして、アイデアをひらめく確率を少しでも高めていってください!

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