マンション購入を考えている方は少なからず購入時から売却を意識しているはずです。
住宅ローンを組んでマンションを購入する場合は、売却時のローン残高を完済できなければ売却することはできません。
最悪の場合、突然の転勤が決まったときに
引っ越したくても引っ越せない
売りたいけどローン残高が多すぎて売れない
ということになりかねません。
売却益を狙って投資的にマンションを購入する人もいますが、そうでない人も、
購入後に大きく値下がりしないマンションを選ぶことは必須
です。
この記事では、値下がりの可能性が少ない、資産性の高いマンションを選ぶ方法として、住まいサーフィンのサービスを紹介します!
会員登録無料のサービスですので、無料でマンションの資産性に関する情報が手に入ります。
これからマンション購入を考えている方はぜひこの記事を参考にしてみてください!
損しないマンションを選ぶには?
不動産の素人である私たちが、損しないマンションを選ぶためには、売主と私たち買主の間にある情報の格差を埋める必要があります。
不動産業界で仕事をしている人は、日々新規売り出し情報に触れられるし、実際のマンション売買成約にも数多く携わってきています。もちろん、担当地域の情報収集は毎日のように行っています。
マンションを購入する際には、不動産売買の仲介業者が間に入って、物件の紹介や各種の手続きを進めてくれますが、仲介業者は物件売買時の仲介手数料が目的なので、そのマンションの実際の資産性どうこうより、とにかく成約させるのが目的です。成約させなければ利益が一切得られないので当然ではありますね。
つまり、資産性を重視してマンションを選ぶ私たち買主と不動産仲介業者は利害関係として若干対立関係にあるわけです。
なので、マンションを選ぶ際には仲介業者に丸投げせずに必ず自分で情報収集して、マンションの資産性をチェックすることが重要です。
私たちのような一般の人でも、不動産関連の情報を収集する方法は色々あります。
まずは狙っている地域の相場感を養おう!
SUUMOのような物件検索サイトで売り出し物件の情報をチェックするのが最も一般的です。毎日狙っている地域の売出情報を自分でチェックするだけでもその地域の相場感が養えるので、かなり価値はあります。
大手物件検索サイトで新着お知らせメールを登録
大手の物件検索サイトであればどこでもだいたいメール通知機能があるので、お気に入りの検索条件を登録しておけば、メールに新着情報を飛んできます。
私は実際にマンションの売却を経験したのですが、その経験から言うと大手検索サイトの中で最も利用すべきなのはSUUMOの一択です。
私がマンション売却をしたときにはSUUMOにしか広告掲載しませんでした。大手の仲介業者と契約して売却活動をしていたのですが、そのときの担当者いわく、「SUUMOだけで十分です」というような感じ。
なので、SUUMOだけお知らせメール登録をやっておけばほぼほぼ大丈夫です!逆に、SUUMO以外だと物件に漏れがありそうなので、SUUMOは絶対ですね。
物件価格と駅徒歩距離、築年数などをチェックするのを繰り返すと、結構相場観が養われてきて、相場よりちょっと安めの「おっ」となるような気にある物件が目に留まるようになってきます。
レインズで実際の成約情報をチェックできる
SUUMOなどの物件検索サイトには、売りに出ているマンションの情報をチェックできますが、これは売り主さんの売却希望価格なので、実際にいくらで売れたかというのは分かりません。
多くの売り主さんは、少し相場よりも高めに値段設定して売りに出すので、物件検索サイトで見れる価格は、相場よりも高めになっています。
REINS Market Information のサイトでは、マンション取引の成約情報を誰でもチェックできるので、より実際の相場に近い価格で情報を収集できます。
この情報サイトは、会員登録の必要もなく、誰でも無料で閲覧できます。
このサイトで提供される情報は指定流通機構(レインズ)が収集しているもので、公共性が高く、日本では最も信頼できる情報です。
この記事の執筆時点では、2018年 6月から2020年 5月までの取引情報を検索することができます。川崎市全体で検索してみたところ1913件のヒットがあり、かなりの情報が得られます。
散布図にして視覚的に表示できるので、全体の傾向を比較的簡単につかむことができます。
個別の不動産取引を特定できないようにするため、取引情報は少し曖昧にされていますが、以下の情報がチェックできます。
- 沿線
- 最寄り駅
- 駅からの距離(徒歩〇分以内など)
- 所在地(ざっくりしたもの)
- 平米単価
- 専有面積
- 間取り
- 築年数
- 成約時期
- 用途地域
価格や面積などの数値は、正確な値ではなく少し幅を持たせてぼかされていますが、相場を把握するには十分です。
また、これらの情報を条件指定して検索できるので、今実際に検討しているマンションがあるのであれば、その付近の相場をかなり正確に把握することができます!
住まいサーフィンでマンション個別の資産性をチェック!
レインズのサイトでは、その地域のマンションの相場はチェックできるが、個別のマンションについては何も情報が出てきません。
物件の価格というのは、その地域によるものもありますが、物件個別の事情(立地、周辺環境、施工会社、管理状況、ブランド価値)も資産価値に大きく影響します。
つまり、同じ時期・場所に建設されたマンションでもその値段が全く同じにはならないのです。
マンション個別の情報をチェックするには、今回紹介する住まいサーフィンを利用するのがおすすめです!私も実際に会員になっています。
住まいサーフィンとは?
不動産のプロではない一般の人が情報格差によって不利益を被らないように、という思いで始められたのが住まいサーフィンです!
スタイルアクト株式会社代表取締役の沖氏によって2004年に立ち上げられたこのサービスは、本記事の執筆時点で25万人以上の会員数を誇っています。
会員登録は無料で、登録するだけでサイトの全ての情報が閲覧できます。
住まいサーフィンは、広告費で運営されている訳ではないので、ユーザに偏りのない生の情報を提供できるのも特徴です。
マンション個別の評価がチェックできる!
例えば、以下のように特定のマンションの情報がズバリ記載されています。
「パークコート」は、三井不動産が販売する高級マンションブランドですね。正直めちゃくちゃ高いですが、資産性(損しない物件)としてはかなりの高評価ということです。
もちろん、ランキングや評価は時々刻々と変化していきますが、このように全国のマンション個別の情報を手に入れることができるのが住まいサーフィンの最大の特徴です。
具体的には以下の情報がマンション毎にチェックできます。
- 沖式時価㎡単価
- 値上がり率(中古のみ)
- 儲かる確率(新築のみ)
- 物件基本情報(住所、最寄り駅、築年数、総戸数、間取りなど)
- ユーザ評価
- ユーザの口コミ掲示板
- 駅ごとの資産性ランキング順位
「沖式時価」や「儲かる確率」は、住まいサーフィン独自の評価指標で、その計算方法は詳細には公開されていませんが、住まいサーフィンにおける重要な指標です。
一般的に新築マンションは価格下落が大きいので手を出すなと言われがちですが、首都圏や関西圏では必ずしもそうではなく、新築時より高く売れる中古マンションというのが数多く存在します。
そういった新築マンションに対して、評価指標を提供している点で、住まいサーフィンはかなり先進的だと言えます!
ランキング形式でマンションを比較
地域を絞り込んで、マンションの資産性ランキングをチェックでき、これが結構おもしろいです!
表示されるのが1~20位までだけなのは少し残念ですが、実際に狙っているマンションがあるのであれば、ぜひ一度このランキングに載っているかはチェックしたいですね。
今は売りに出ていないマンションもチェックできる
SUUMOなどで検索していても、出てくるのは「今」売りに出ているマンションだけなので、その地域に一体どんなマンションがあるのかがよく分かりません。
住まいサーフィンでは、現在売りに出ているいないに関わらず多くのマンション情報が検索できます!
なので、例えば、「今は売りに出ていないけど、このマンションの部屋が売りに出たら手に入れたいな」というようなマンションの探し方ができます。
不動産屋さんに、「このマンションの部屋は売りに出ませんか??」と聞いておけば、今は売りに出ていなくても売りに出そうなときにいち早く情報をくれたりします。
特定のマンション狙いで物件探しができるのも住まいサーフィンの良いところです。
住まいサーフィンのデメリットは?
首都圏や関西圏のマンションで、駅近の人気マンションの情報は多いが、都会から少し外れたところにあるマンションだとほとんど情報が出てこないです。
首都圏などの大都会に住んでいる人であれば利用価値はかなりあると思いますが、そうでない人はほとんど情報は得られないでしょう。
また、実際の多くのマンションの資産性が評価されているのですが、その評価の根拠となるデータの出所がはっきりせず、そのマンション評価結果の根拠がはっきり分かりません。
なので、実際に住まいサーフィンの評価結果を利用するにしてもあくまで参考程度にという感じ。評価が高いからと言って絶対損しないかと言われるとそうではないので、結局は資料請求してみて、実際に多くのマンションを見学して判断するべきです。
しっかり情報収集して損しないマンションを選ぼう!
最後にいくつかデメリットを挙げましたが、住まいサーフィンは全て無料で利用できるサービスなので、どれも特にデメリットとは言いにくく、積極的に利用していくべきだと思います。
信頼できる不動産仲介の担当さんに出会うことができればとても嬉しいのですが、不動産仲介が仲介手数料で利益を得ている以上、完全にフェアな立場で情報を提供してもらうのは結構難しいと思います。
私たちは素人ではありますが、なるべく自分で情報収集して、損しないマンションを選べる確率を高めて行ってください!